エレベーターに乗って3階で降りました。「ここが2ヶ月の間、私の職場になるのだな」と、まずは思った
この場所には面接の時に1度来てはいた。しかし、その時はPCやプリンターがセッティングされていなかった。
それらは、隅っこにまとめて置いて有り、面接の時とは全く違う景色だった。
石塚さんは、「これがマニュアルなんですが、読んでる時間は無いので早速作業に入ります」と、言いながら職場に有るPCとプリンター約20台のスイッチを入れます。
「今日はまだ数が少ないので、つーぽん(私の名前)さんにはプリンター9台を担当してもらいます」との指示。
私は、「一人で9台同時に並行して稼働して、作業すんのかよ?!困ったナぁー」と思いました。
私は同時進行で何かの作業(仕事)をするのが、大の苦手です。
この時点で、最終日(2ヶ月間)迄やりきれるのかなー?と不安な気持ちになった。
いざSTART。すると、直ぐに紙詰まりが発生した。(いわゆるジャムるというやつ)
プリンターのフロントパネルを開けて詰まった送り状ラベル(B5サイズのシール状)を取り除きました。
印刷が進んでいくと、今度は用紙切れ。箱から出して補充します。1つの箱に1,000枚入っています。
プリンターのトレイには1度に200枚位しか補充出来ません。1台のプリンターから出力する枚数は千枚単位です。例えば2,000枚ならば単純計算で10回補充しなくてはならない。それだけでも結構な手間です。
1台のプリンターだけでもかなりの手間なのに、これを9台同時に操作して、時間内に終わらせるなんて「ムリだぁー!」と思いました。そして、「だからあの時、即決だったのかなー」と納得。
石塚さんからは、用紙切れと紙詰まりのアラーム音は違うから、聞き分けて対処して下さいとの指示。
特に用紙切れの状態で何分間か経過してしまうと、プリンターエラーになってしまい、後々に不都合が発生するから用紙切れに対しては直ぐに補充して下さいとのこと。
とは言うものの、こちらの身体は1つ。サスケみたいに”忍法分身の術”を使えるワケないし。
この時私は、「このバイトハズレだ!!」と思いました。
仕事が進んでいくごとに用紙切れや、紙詰まりが頻繁に発生します。20台程のプリンター数台から、アラーム音が発生。私と石塚さんは、その度にプリンターに向かってダッシュ。いつの間にか汗をかいていました。
冷房は9時過ぎにならないと入らないとのこと。
私はこの時にふと、「アレ何かのテレビ番組に似てるな?そうだ!関口宏の東京フレンドパークじゃん!!」
あの番組内のアトラクションと、どこか似てる。「石塚さんもいるじゃん!」と、クダらないことを一人思い出していました。(笑)
約1時間ちょっとで初日の出力枚数を終了。私はもう汗ダク。
そして更にこの後、トンでもなく面倒な作業が私を待ち受けていました。