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お中元短期アルバイト

PCを使った作業(その4)

お中元バイトの初日を終えた私の気分はサイアク(T_T、)
面接で聞いていない仕事や条件が、勤務初日に次々と”発覚”したからである。

ただ直ぐに辞めることについては、ちょっと様子をみたいと思った。
このバイトの直近の清掃員の仕事で、同僚になる老婆のふるまいに辟易させられたから。
又ここを短期離職して別の処で仕事が見つかっても、その職場で又清掃員の時みたいな事態に遭遇する可能性が高いのでは?と思った。
ならば、「先ずは1ヶ月は頑張ってみるか」という気持ちになった。

続けようとした理由を列挙すると次のとおり。
① 私の教育係の「石塚さん」(推定40代の主婦)がかなり親切。仕事の振り方はちょっと厳しめだけど、教え方が丁寧で上手。
失敗してもフォーローをしてくれて、次に失敗しない様な対策までも教えてくれること。

② 家から近くて自転車で通える。でもバス代(往復で500円近く)がもらえること。
※)雨が降った時はバスで通います。

③ 午前中だけの仕事で清掃員以外の求人が少ない。私はこの頃、平日夕方から5時間のレギュラーワークをしていた。その仕事との兼ね合い(時間的に)が丁度良かったので。

④ コロナ禍で仕事の求人募集そのものが少ない。

季節は梅雨の真っただ中。何度かバスで通う日もあったが、辞めずに6月は働いた。

6月も15日を過ぎた時のこと。この頃になると、デパートのお中元商戦は最初のピークを迎える。
1日のラベル(伝票)出力枚数は、トータル(全部のプリンター)で2万枚を超える日が連発だった。
この頃になると3人体制であった。私はプリンターの1号機~5号機を担当していた。
5台のプリンターで1万枚を超える日も多くなっていた。
繁忙期になると、出力したラベル(伝票)の検品作業は免除になった。

ある日のこと。その日は1台のプリンターだけで6千枚を超える出力が有った。何度もプリンターから出力されたラベルを運んでは、同じファイルごとに当然に重ねていく作業をしていた。
2号機から出力されたラベルを2号機で既に出力されたラベルに重ねようとした時だった。
「アレ?!、ラベルに印字されている番号が続いていないゾ!!」
私は異変に気づいたが、アタマの中はもう真っ白。次に起こす行動を考えられずにフリーズ状態。
そこを様子見で巡回していた石塚さんに、状況を報告しました。
すると、石塚さんは即座に状況を把握して、極めて冷静に指示を出してくれました。
私はその指示に従って作業をすると、全く問題なしに業務が終了しました。

トラブルの原因は。私が2号機で置くべきだった既に印刷されたラベルを誤って1号機の束に置いてしまったからでした。
石塚さんは、上記の私が間違った原因を即座に指摘して下さいました。
それにしても、「石塚さんは正社員時代に何をしていた人なんだろうか?」
ミステリーは、益々深まるばかりでした。


作成者: つ―ぽん

40歳を目前に、非正規雇用労働者として生きていくことを決意した男。
体験した職業の数は、50を超える。(正社員と非正規雇用を含め)
現在は、アルバイトでWワークをしながら、生計を立てています。
妻と二人で神奈川県の片隅に、ひっそりと暮らすアラ漢(60近いオトコ)です。