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短期離職

お中元の仕分けバイト(短期)

2020年7月に、1ヶ月の短期契約でお中元の仕分けバイトに就業しました。
丁度、コールセンターの短期バイト直近のタイミングでした。

場所:都内の東寄り。自宅からJRと地下鉄2本を乗り継いでいく。
通勤時間:1時間15分(ドアーtoドアで。距離の割には以外と通勤時間は短め)
勤務時間帯:23時~翌朝7時。(休憩1時間)
時給:¥1,050(基本時給)22時~翌朝5時の間は¥1,050✖1.25倍。
就業先企業:公共性の高い会社組織。貴方の住む街や、職場の近くに必ず拠点が有るかもしれない企業です。(笑)
臨時バイトは私と女性の二名だけ(いずれも夜勤のシフト)

面接に行くと、即採用。私はこの企業の別な拠点で、過去に5回程繁忙期の短期仕分けバイト(お中元とお歳暮)を体験していました。
なので、その旨を面接官に伝えると、「是非来て下さい」とのことで。

今迄の経験からすると、どの拠点でも短期バイトに対して求められることは、常勤のバイト(契約社員)のサポート的な働き方でした。
ある意味気楽。常勤者が仕事の段取りを常にしてくれて、その指示に従って作業するというスタイルです。
今回もそうなんだろうなと、思い初日を出勤。
しかし、かなり様子が違う!

作業内容を下に記載する。
① 常勤者が三名いるが、内二人は工程的に先行して作業をするポジション。
彼らが処理(宛名ラベルのバーコードをスキャン)した荷物を二人(常勤者1名+短期バイト1名)で、それぞれの配達地域に分けられたカゴ台車に積んでいく。全部の荷物スキャンをし終わった場合、他の拠点だと手が空いたメンバーは、積込みの手伝いに来る。しかし、この拠点はそれをせずに、とっとと休憩に入っていく。ものスゴク不公平感がアリアリ。

② 仕分け作業(配達する地域ごとに荷物を積む作業)をするメンバーが短期バイト同士の二人だけの夜が、週に2度も有った。私は経験者であるが、よその拠点では、短期のバイト(いわゆる新人)だけに仕事を任せる人員配置なんてあり得ない。

この拠点は、配達地域が大変広かった。二人で仕分け&積込みをするなんて物理的にムリだった。
ましてや、繁忙期にこの対応はブラック的職場だなと...(>o<;)

私はすっかりこのやり方(人員配置)についてアタマにきた。そしてヤル気を失った。
1週間(5回)の勤務が終わった週末に辞めることを決意。
その週明け月曜日の日中に、課長に電話で辞める旨を伝えた。土・日は管理職はほぼ公休日なので、月曜日を待ったのだ。
退職理由は左足の靭帯を痛めて歩くのもままならないからと。”幸いにも”、この仕事の1ヶ月前に当時の職場で、仕事中に急に左足のくる節辺りが痛み出し、歩くのも辛かった時期があった。接骨院の診断では、靭帯の炎症とのこと。
”丁度良い” 時期に再発してくれたモンだと、都合良く考えました。
電話の向こうの課長には、小言を言われた。7月末の契約期限迄働いてくれることを想定して貴方を採用にしたのに、約束を守ってくれないのは困ると、強く言われた。

私からすると、「常勤者にラクなポジションをさせて、短期でアルバイトにきた人間をコキ遣いやがって!フザけんな!!」と思いましたがね。
しかも、常勤者の深夜時間帯の賃金は、基本時給の1.5倍なんです。
(ここで働くかなり前に、他の拠点で深夜の常勤者として勤務した経験が有ったので、実情には詳しかったものですから)
明らかに高いカネをもらってラクしてやがる。
私はこの理不尽な扱いに納得がいきません。
課長には簡単には了承されず。しかし、私はその後1週間位欠勤をしました。

1週間程を経過した頃に、課長より留守電が1件。
折り返し電話をすると、退職手続きをするので1度出社して欲しいとのこと。
私は正直言うと、郵送での手続きにして欲しかった。交通費で往復で¥1,100程かかるから。
でも短期離職をするのだし、相手の顔を見て話しをしたほうが良いだろうと思い、お互いの日程を合わせて出向きました。
手続き当日には、百円SHOPで買った杖を1本つきながら職場に行きました。
足クビが実際に痛かったし、”良いアピール” にもなるので。(笑)

意外にも課長からはこの度の退職については、小言は全くは言われなかった。ただし、アポイントを取った時間に着いても30分近く待たされた。仕事が立て込んでいて、課長はその対応に追われていた。
しかし、私からみると私に対して「別に急ぎではない用事だから待たせておこう」くらいの扱いにみえました。
私は、「やはりここは、管理職からしても短期バイトに対してバカにする態度をとる職場なんだな。さっさと辞めて正解だな」と腹の中でつぶやきました。

手続きをようやく終えて、職場の通用門を出ました。7月上旬でまだ梅雨明けをしていなかった頃。
会社を出ると地下鉄駅への階段が直ぐにあるロケーションでした。
私は階段を下りて地下鉄の上り方面ホームに到着。ふと不燃物用のゴミ箱が目につきました。
私は持っていた杖を「くの字」型に押し曲げて、そのゴミ箱に叩き入れました。
「あの課長め!クソったレが!!」いつの間にか、引き摺っていた左足は杖がなくても、絶好調に”回復” していました。(笑)

作成者: つ―ぽん

40歳を目前に、非正規雇用労働者として生きていくことを決意した男。
体験した職業の数は、50を超える。(正社員と非正規雇用を含め)
現在は、アルバイトでWワークをしながら、生計を立てています。
妻と二人で神奈川県の片隅に、ひっそりと暮らすアラ漢(60近いオトコ)です。